可動ギャルフィギュアについて
●MMS・スカイガールズ
音羽だけ買ってみた。
・画像1・2は模型裏に上げたもの。早売りレビューの写真でも感じてたことだけれど、実物は顔がツヤッツヤで鼻周りや目にヘンな陰影があって表情 が崩れていたのでつや消し吹いたらイイ感じになった。造形やアイプリは決して悪くない。オリジナル神姫にはあまり興味湧かなかったけど、やはりいままでは 顔がネックだったからだなと感じた。音羽はフミカネ絵にもアニメにも、お世辞にも似てるとはいえないが、さすがにキャライメージが固まってる場合あまりテ キトーなことも出来なかったのではないか。ヨーコも悪くなさそうだったし、やはり版権キャラの方が顔の出来への訴求は高そう。
初見の印象どおり衣装デザイン的にMMSとは相性がいい。総じてまあ満足。あとは値段か。ヨドのポイントでまかなえたから気にしなかったけど、考えてみると高いよな。付属品も少ないし。
●去年の終わりから可動ギャルフィグが活発に動き出し、今年に入って本命リボフロ、対抗フィグマがスタートして百花繚乱の感がある。ぼくもずいぶ ん興味を惹かれて色々揃えてみたけれど、やはり動いてポーズ取れると愛着が違う。実に嫁感が強い。遊んでると、自分で萌え絵とか描いてるのに近い感覚が湧 く。
むろん可動を含めた女体の完全再現などは人類最大の悲願であり、低価格の玩具でおいそれと実現できることではない。触ってみてわかったのだけれ ど、今の潮流も、現実の人体機構に近づけるというよりは何と言うか抽象的な関節の切り方をしている。カパッと隙間が開いたりしてとてもリアルとはいえない けれど、動かしてると時々ふとすごく魅力的な女体のラインが『見える』事がある(※1)。認識の飛躍、見立ての世界であり、深いコンセンサスが求められ る。実にオタク的だ。
その点では触ってみた各ブランドとも、それぞれの方向で頑張っていると感じた(※2)。フィグマは持ってないけれど、その評価はリボフロよりも高 い。今のところ欲しいキャラがないので、なのはさんまで買う予定はないけれど、間違えて長門とか買ってしまうかもしれない。とにかくこのジャンルは消費者 に強く求められており、作り手のモチベーションも高く、さらにまだまだ突き詰められていない可能性が無限に広がっている、今いちばん熱い分野だと言えるの ではないだろうか。
個人的に、現時点でいちばん評価できるのはやはりリボ波さんだ。女の子らしいポーズがぴしぴしと決まり、たたずまいが美しい。特に肩の機構は優秀で、細かな表情付けには目を見張るものがある。
模型裏では顔の出来、肩のポロリ、可動範囲の狭さとキャラ選定が批判されていたけれど、派手な可動よりラインの美しさを見せるためのチューニング
と、それが生きる裸に近いプラグスーツのキャラと言うチョイスは成功していると思う。手足の大きいプロポーションはFFT厨のばくにはむしろご褒美だし。
リボフロ発表前にぼくが夢想してたのは、バンダイがガンプラで培った超絶関節技術をつぎ込んで綾波アスカの可動「プラモ」を出してくれないかな
というものだった。インジェクションキットなら入手も加工もしやすいし、このキャラなら売れないってこともなかろう。安くて質のいい素体を欲しい人も多い
と思う。もう正直完成品フィギュアの塗装の質の悪さにはうんざりしているのだ。それが価格に響いていると思えばなおさらだ。塗装いらずのガンプラを実現し
たバンダイ(の、いい部署)なら、一ジャンルを築けるものが出来ると思うけれど(※3)。
昔はフィギュアのインジェクションキットって結構あったように思うけれど。可動に限らず、復活して欲しいと思う。
対して関節は全然ダメだけど、アイテムとしてうれしいのは姫様。
見てると思わずにやけてしまうほど立体としての魅力が高い。美人だし、とっぴなデザインをきちんと造形している。キャラ的にポーズをつけていて楽しい。
関節機構自体は悪くないのだが、間接パーツが保持力以外にいいところがなくて、まともに自立させるのも難しい。そして一発で破損。本来商品説明が
書かれるパッケージ裏が破損に対する注意書きで埋まっていて、ああこのジャンルを単品で商品にするのは難しいのだなと改めて感じた。
でも好き。せっかく手に入れたのだから、リペしたりカスタマイズして長く楽しみたい。
グラ様の遊びにくさの多くはPVCムクの本体重量とデザイン上の末節重量、そして重心の高さにあるようだ。とにかく大きくて重い。魅力の一つだけ ど。そのあとで久々にMMS素体を触ると動かしやすさに驚く。ABSの軽さと剛性に加え、細身の手足もポーズの付けやすさに役立っているようだ。独特のプ ロポーションはあまり好きではなかったけれど、動かしてみるとちゃんと理由があるのがわかる。遊びやすさは突出している。神姫好きの人の気持ちもわかろう というものだ。
神姫と言えば体育座りとケツの大穴。これは逆に果断として評価できる部分だけれど、やっぱり女の子の身体のラインで最も魅力的な部分だけに捨てて おくことは出来ない問題だと思う。これに関しては各社かなり頑張っていて、特にリボ波さんのケツにはドキドキするけれど、まだまだ改良の余地はありそう。 このブームでケツと股間の構造の画期的な解釈が生まれることを期待しています(※4)。
※1:Q-JOYでは見えなかった。
※2:Q-JOYは頑張っていない。
※3:代わりにバンダイが出してきたのはQ-JOYだった。
※4:Q-JOYには期待していない。
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